人物や花の撮影でもっと溶けるようなボケ感が欲しいと思い、購入した85mm F1.8。
「隠れGレンズ」と呼ばれることもあるほど、コストパフォーマンスの高いレンズ、購入当初は「ボケを楽しむレンズ」だと思っていましたが、
使っていくうちに、別の魅力にも気付きました。

85mmと135mmで、どっちにするか迷わなかったの?
実はかなり迷いました。85mmに決めた理由と合わせて、その広い魅力をご紹介します。
- FE 85mm F1.8を選んだ理由
- 135mmではなく85mmにした理由
- 実際に使って感じたボケの魅力
- 使っていて気になったところ
- どんな撮影に向いているか
なぜ85mmを選んだのか
購入前は135mmと迷っていた
インスタグラムでたまたま出てきた、「溶けるような大きなボケ」に浮かび上がる人物や花の写真を見て、望遠レンズに憧れを抱きました。
より大きなボケ感を撮るために、85mmを購入しようと思ったとき、最後まで候補に残っていたのが135mmでした。
ただ、自分が普段撮影することを考えると、135mmでは使える場面が少し限られそうと感じました。
利便性と被写体との距離感
85mmを135mmと比較したときに、
- 135mmより被写体に近づきやすい
- 最短撮影距離の近さから日常でも使いやすい
- 人物とコミュニケーションをとれる距離
- 撮影場所を選びにくい
というメリットを感じ、より大きなボケ感よりも、持ち出す機会の頻度を優先しました。
僕にとっては、85mmの方が使いやすそうだったという結論です。
実際に使って感じた85mmの魅力
やっぱりF1.8の大きなボケが楽しい
F1.8ならではのボケ感を積極的に楽しむことができます。
被写体を主役にして、背景を大きく整理することで、より幻想的でスマホとは違った立体感のあるダイナミックな写真を撮ることができます。
また、F1.8の明るさによって、前ボケを使いやすくなり、写真に前ボケを入れることで、写真に奥行きや柔らかな雰囲気を加えやすくなりました。そうして、納得がいく撮影体験が増えました。

絞っても85mmらしいボケを楽しめる
購入当初は「せっかくF1.8のレンズだから、開放で大きくボカして撮ろう」とばかり考えていましたが、使っていくうちに、その必要はないことに気が付きました。
F3.5やF4くらいまで絞って撮っても、被写体の周りには自然なボケが残ります。
背景を全部溶かしてしまうのではなく、被写体の輪郭やその場の雰囲気を残しながら、周囲をふわっと整理してくれる。
個人的には、これくらいのボケ方に85mmらしい印象的なオシャレさを感じるようになりました。
85mmだからこそ、被写体を自然に切り取れる
広角レンズで近距離から人物を撮ったときに感じるような、顔や体の形が歪んだ感じが少なく、自然な形で人物を写しやすいです。
だからこそ、ボケだけではなく、「人物を自然な感じで撮れる」こともこのレンズの魅力です。
被写体との距離感がちょうどいい
85mmは「近すぎず、遠すぎず。」という距離感。
人物撮影なら、
- 撮影者が近づきすぎない
- でも135mmほど離れなくてもいい
- 会話しながら撮りやすい
- 日常の距離感を残しやすい
など、適度な「距離感」を大切にすることができます。

85mmって、ボケるだけのレンズじゃなかったんだね。
そうなんです。最初は僕もボケを楽しむためのレンズとして使っていました。
でも、人物を撮るようになってから、85mmの距離感が好きになりました。
85mmで実際にどんな写真を撮っているか
花
ISO 100 F1.8 1/5000s
前後にたくさんのネモフィラが溶ける中、一輪のネモフィラが浮かびあがる幻想的な写真です。

日常の切り取り
ISO 100 F1.8 1/100s
透き通るような透明感に、美味しそうなお団子が浮かび上がります。

気になったところ
被写体との距離が必要
85mmなので当然ですが、最短撮影距離が0.8mのため、被写体との距離が必要になり、
室内で料理や小物を撮る場合、被写体からある程度距離を取る必要があります。
テーブルフォトをするには、ピントを合わせるために、席から離れて立って撮影する必要があります。
何でも撮れるレンズではない
FE 40mm F2.5 Gのように、とりあえず1本持っていくレンズではなく、
撮りたいものがある日に持っていくレンズです。
「軽さと万能さなら40mm、被写体をじっくり撮りたいなら85mm」
広い空間で、魅力的な大きな溶けるボケを入れて、主題を浮かび上がらせる。
そんなダイナミックな写真を丁寧にじっくりとファインダーを覗いて撮影する日に最高のレンズです。
FE 85mm F1.8はこんな人に合いそう
こんな人に合いそう
- 大きなボケを楽しみたい
- 人物や花を自然な形で撮りたい
- 被写体との距離を意識して撮りたい
- 比較的軽い中望遠単焦点が欲しい
逆に、慎重に考えた方がいい人
- 室内撮影が多い
- 1本ですべて撮りたい
- 被写体に近づけない環境で撮ることが多い
まとめ
135mmと迷ったけれど、利便性と被写体との距離感から85mmを選びました。
最初はF1.8のボケが魅力だと思っていましたが、使っていくうちに人物や花を自然な形で写し出せることに気付きました。
今では「ボケを楽しむレンズ」であると同時に、「被写体との距離感を楽しむレンズ」だと思っています。
レンズを買ったときには気付けなかった魅力に、使い続けることで気付くことができた。
まだまだ色んな魅力を秘めていそうなレンズです。
FOX NOTE
